韓国風チゲ鍋とキムチ鍋の違いの経験談です
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鍋物の項に、寄せ鍋だの、韓国風チゲ鍋だの、しゃぶしゃぶだのとリストアップされています。
そもそも、韓国の公用語となっているハングル語で「チゲ」とは鍋の事。
という事で、日本人が想像するキムチを使った辛い韓国風チゲ鍋は、まぎれもなくキムチチゲ、所謂キムチ鍋なのであります。
つまり、韓国風チゲ鍋を日本語に直訳すると「鍋鍋」という意味になり、料理名としては存在しないのです。韓国風チゲ鍋とキムチ鍋の違いを賢明に語っているブログを見付けたのですが、残念ながら、キムチ鍋は全く同じものです。
でも結局これと言った結論は出せなかったみたいで、キムチ鍋より韓国風チゲ鍋の方が高尚な料理だと締めくくってありました。
だから、料理屋さんのメニューを見てみると、鍋や鍋物というジャンルはあっても、鍋という一文字のメニューはないでしょう。
何故なら、韓国のチゲは、小鍋で一人前ずつ食卓に並べられるもの。
ですから、韓国にも、チゲという料理のジャンルはあっても、チゲというメニューは存在しません。
理由は、キムチ以外の具も沢山入っているからだそうですが、かなり無理はありますよね。
大ヒットドラマ冬ソナの中でも、チゲという言葉はしばしば登場していましたからね。
韓国風チゲ鍋は完全な和製ハングル語で、一般的なキムチを使った正しい日本語表記はキムチ鍋です。
具材を食べやすい大きさに切って、炊きながら食べる日本の韓国風チゲ鍋に当たるのはジョンゴルと呼ばれる料理です。
本人なりに、いろいろ苦戦して違いを見つけ出そうとしていた努力は伺えました。
でも、最初にお話しした韓国風チゲ鍋とキムチ鍋の違いを語ったブログ、中々面白かったですよ。
これもキムチを使った韓国風チゲ鍋ではありますが、ソーセージやコンビーフなどを入れる習慣があり、私たちには、余りなじみのない料理ではないかと思いますね。
ただし、プデチゲというチゲだけは、日本のように大鍋で炊いて、みんなで取り分けながらいただきます。
韓国風チゲ鍋を何故そう呼ぶようになったのかはよく判りませんが、少なくとも、昔は日本でも、キムチ鍋という呼び方が主流だったのではないでしょうか。
さてさてこんな話を聞くと、韓国風チゲ鍋を作りたくなった方も多い事でしょう。
また、必ずしも唐辛子味噌であるコチジャンではなく、甘いサムじゃんと呼ばれるゴマ油風味の味噌を使ったチゲもありますね。
というのも、キムチの入った韓国風チゲ鍋を日本語にすると「キムチ鍋」になるからです。
多分、韓流ブームでキムチ鍋を食べる女性が増え、より韓国らしく、スマートな愛称という事で韓国風チゲ鍋という単語が普及したのではないかと私は考えます。
日本でも鍋というジャンルの中に韓国風チゲ鍋やしゃぶしゃぶは含まれる訳ですよね。
ですから、韓国に行けば、キムチの入っていない韓国風チゲ鍋も沢山あります。
そして、もう一つ、現地には、韓国風チゲ鍋をみんなでつつくという習慣もないのです。