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30年以上の連載期間があり、コミックスは160巻を超えるこち亀の歴史は膨大だ。
SMAPの香取慎吾といえば、過去に西遊記の「孫悟空」を演じているが、こち亀の「両津勘吉」と、西遊記の「孫悟空」には共通点があるので、参考になるだろう。

西遊記の孫悟空も、こち亀の両津勘吉も、どうしても敵わない上司がいるのは微笑ましい。
こち亀の主人公である「両津勘吉」にしては、若くて足の長い所が気になるのだが、思い切りやっていただきたい。
両津勘吉を中心に、こち亀ファミリーの、大原部長と同僚の中川圭一、秋本カトリーヌ麗子が活躍する。
両さんには大原部長、孫悟空には三蔵法師がその人で、こち亀でも西遊記でも、大原部長と三蔵法師が、両さんと孫悟空の言わば、「お目付役」なのである。
今回の実写ドラマのこち亀では、SMAPの香取慎吾が「両津勘吉」を演じるのだが、 両津勘吉という人物像に、香取慎吾が如何に迫れるかが焦点となろう。
こち亀の連続ドラマの詳細は、TBSのホームページをチェックしていただきたい。　　
「こちら葛飾区亀有公園前派出所」が正式名称のこち亀だが、ファンは愛着を込めてこち亀と呼ぶ。こち亀の「両津勘吉」が、実写ドラマでお茶の間に帰ってくるそうだ。
こち亀の愛称は誰言うともなく、ファンの間で浸透していったようで、自然に広まっていった。
こち亀の両津勘吉は、決して正義漢ではないが、既成概念を突破してくれる存在であり、それ故に人気者であり続けるのだ。
こち亀の両さんは、何か企んでも、最後は大原部長に大目玉を食らうし、孫悟空は悪さをすれば、三蔵法師の念力で頭の輪を締め上げられる。
これほどの長い歴史のあるこち亀なので、読者の方も2世代、3世代にわたるだろう。

こち亀の連続ドラマは、放送開始前から話題が豊富だ。
こち亀の「両津勘吉」と、西遊記の「孫悟空」の共通点は、どちらも自由気ままでガキ大将なのだが、頭が上がらない人がいることだ。
TBSのホームページでは、こち亀連続ドラマの公式サイトもあるようなので、詳しい情報を知りたいときは、見てみると良いだろう。
ファンにとっては、こち亀の両津勘吉がハチャメチャやってくれることで、カタルシスを得られるのである。
両津勘吉の正体とは、こち亀ファンの心の中にある「願望」なのであろう。
ある時点で、原作者の秋本治も、こち亀という呼称を、公認するという形になったようだ。
連載通算1500回を超え、コミックスの売り上げ、累計1億5000万部以上のこち亀は、ギネスの少年誌の最長連載記録も更新中だ。