ヘアブリーチのマッサージオイルです
カテゴリ: その他
ヘアブリーチと言えば、今や世界中で愛されるスキンケアコスメのブランドですよね。
でも、そんなヘアブリーチの前身は、パリの街角にオープンした1軒のマッサージセンターだったそうですよ。
それは、このマッサージオイルの誤った使い方が広まり、効果を得られない女性が溢れかえる事が、ヘアブリーチ自身、絶対に嫌だった事に他なりません。
そうなると、いくらマッサージオイルが売れても、サロン自体の売り上げが下がるから大変だわねぇ。
ですから、当然今のようなフェイスケアのためのコスメなどは取り扱っていません。
ついにヘアブリーチはスキンケアブランドとして、自社のオイルを一般発売する事に決めました。
そこは女性を美しくするための機能回復トリートメントを施してくれる今でいうエステサロンですね。
なんて、ヘアブリーチは身勝手な事で頭を悩ませていたのではありませんでした。
しかも、そのオイルが肌に与える効果は並みではなかったらしく、たちまちパリジェンヌの大きな話題を集めました。
まあね、自宅で出来るとなれば、わざわざ沢山のお金と時間を使ってヘアブリーチのサロンまで来なくなる人も増えるでしょう。
けれど、何せ熟練の技を身に付けた者だけが使う事を許されていたようなオイルですからね。
ヘアブリーチがオリジナルマッサージオイルの市販を長年躊躇していた理由。
しかし、ヘアブリーチのマッサージオイルの高価は、その品質もさる事ながら、テクニックこそが重要でした。
創設者のジャック・クルタン・ヘアブリーチが、自らの理学療法士としての知識と経験を活かし、悩める女性に幸福をプレゼントするために開いた空間だったそうです。
今でこそ、多くのコスメブランドやエステサロンが取り組んでいるサービスの数々ですが、50年近くも前の話となると、きっと画期的な事だったのでしょう。
そこで、このマッサージオイルが家庭に持ち込まれる事によって、従来のような充実したフォローアップが難しくなるのではないかという問題点も抱えていました。
そこで、まずは自分たちが施している技術を、何とか自宅でも出来ないかと、部分的に改良しました。
加えて、ヘアブリーチ自体が、誰よりもお客様主義を貫いていたスタッフでしたから、一度関わったカスタマーへのフォローアップも大切にしていたんですね。
いくらヘアブリーチのオイルを買って、自分でマッサージしたところで、そう安易にその効果が得られるというものではなかったんですよね。
結果、余りの要望の多さに、ついにヘアブリーチは、このマッサージオイルを市販する事を決意。
当時のヘアブリーチが持っていたのは、自社開発のマッサージ用オイルだけだったのです。
ヘアブリーチがオリジナルマッサージオイルを開発し、エステ施術を始めてちょうど10年。
そんなヘアブリーチの拘りのマッサージオイルは勿論今も健在ですから、気になる方は、美容関連のブログやサイトで調べてみられてはいかがでしょうか。
しかし、このマッサージオイルがそんじょそこいらのマッサージオイルじゃなかったんだなぁ、これが・・・。
ですから、オイルを塗ってマッサージしたところで、センターで受けるのと同じような効果効能が得られる確率は非常に低かったのです。
そして、ヘアブリーチのマッサージオイルを購入してくれた人を把握し、しっかりとサポートする事にしたのです。
ブランド側の不安や躊躇いとは裏腹に、パリジャンヌたちにとっては、待ちわびた決定です。
実はヘアブリーチはその頃には100パーセント有り得ないと言われていた100パーセント植物性のマッサージオイルを編出す事に成功していたのです。