病気と健康最前線

カテゴリ: その他

対人恐怖症は、よく使われる言葉なのですが、実際には、そうした診断名はないのです。

対人恐怖症の相談をする時は、病院などで、本当にそうなのかどうかをしっかりと診断してもらう必要があります。
病名が違うと、当然、その対処法も異なるので、最初の段階で、対人恐怖症かどうかをしっかりと診断してもらうことです。
まさに、日本人のナイーブの性格を反映した症状の１つが、対人恐怖症と言えるのです。
では、対人恐怖症であるかどうかを診断するには、どのようにすればいいのでしょうか。
対人恐怖症を診断するには、そのチェック法があり、まず、激しい動機、息苦しさを感じたり、発汗、手足の震えなどがあれば、非常に疑わしいと判断してもいいでしょう。
そして、自分が周りから変に思われている、人前で失敗する恐怖がある、などの場合は、対人恐怖症と疑ってもいいかもしれません。
あがり症、あるいは、幼い頃から人見知りの強い人などは、対人恐怖症になりやすいと言われています。
また、子供の頃に、親から非常に厳格に育てられたり、学校の先生からよく叱られたりすると、対人恐怖症になりやすくなるようです。
いずれにせよ、対人恐怖症は、その診断が難しいので、信頼できる医師に相談しましょう。
対人恐怖症の診断は、どのようにするかと言うと、脳内物質のドーパミン、セロトニンを調べることでわかると言われています。
自律神経が過敏になって、不安定になると、対人恐怖症になりやすいと言われています。
やはり、確実に対人恐怖症を診断したいなら、病院の精神科などで診察を受けるのがベストです。
対人恐怖症の診断で、他に疑われる病気の代表格には、統合失調症、うつ病があります。
しかし、実際に、対人恐怖症の診断をした人は、大半が、成長過程によくある正常な範疇にある人が多いのです。
しかし、現段階では、まだ、はっきりとした、対人恐怖症の原因は究明されていないのです。
実は、治療を要するような人に対する恐怖というのは、対人恐怖症以外の病気の確率の方が高いのです。
なぜなら、人が怖い症状は、対人恐怖症に限らず、他にもいろいろな病があるからです。
社会恐怖、回避性人格障害と言う風に、対人恐怖症は実際には、明確に位置づけられているのです。
元々、対人恐怖症という症状は、日本独自による病と言われていて、欧米諸国には、ほとんどその症例がありません。
要するに、子供の頃に経験した恐怖体験がトラウマになり、結果的に対人恐怖症という形になって表れてくるのです。
そうしたケースでは、対人恐怖症に対する治療というのは、特に必要ないのです。
もし、このうちのいずれかと診断された場合は、しっかりと治療する必要があります。

対人恐怖症の正確な診断というのは、実際、難しく、統合失調症、あるいは、うつ病の場合もあるので、判断が難しいのです。