糖尿病網膜症のレーザー治療の経験談です
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糖尿病網膜症は、網膜の毛細血管が詰まって、網膜の血流の悪い部位が現れ、網膜の酸素不足が生じる病です。
レーザー治療を糖尿病網膜症で行っている間は、むしろ、黄斑部の浮腫の出現や出血で、視力低下をきたすことさえあるのです。
そして、糖尿病網膜症で物を見る中心部にむくみが生じると、視力が低下することがよくあります。
そして、糖尿病網膜症のレーザー治療では、一部分の網膜にだけ照射するという方法もあります。
糖尿病網膜症では、むくみを減らすために、毛細血管瘤とむくんだ網膜に対してレーザーを照射します。
そのため、糖尿病網膜症のレーザー治療を受けた後は、夕方などは、部屋の電気を明るくするなどの工夫も必要になります。
そうしたケースでは、糖尿病網膜症で、黄斑部の機能のダメージがかなり進んでいる状態であると言えます。
黄斑部などの大切な箇所への酸素不足を改善することで、糖尿病網膜症のレーザー治療は、増殖性変化までも抑制することができるのです。
それ以外にも糖尿病網膜症でレーザー治療をすると、明るさの感度が鈍って、薄暗いところは見えにくくなるなどの現象も起こります。
そして、糖尿病網膜症のレーザー治療を受けている最中は、目の奥に火傷を作る状態になるので、目の奥に痛みや頭痛を生じることがあります。
そのため、糖尿病網膜症のレーザー治療は、網膜症の鎮静化と失明予防が目的で、視力の改善効果はありません。
糖尿病網膜症では、中心部以外の血流の悪い部分にレーザーを照射して、網膜を凝固するのです。
網膜の小さな血管が傷んでいく病気が糖尿病網膜症なので、網膜血管に小さいこぶや、傷んだ毛細血管から血液中の水分や脂肪が漏れることがあります。
そして、糖尿病網膜症になると、酸素不足を改善しようと新しい血管が生え、その新生血管から眼内に出血を及ぼしたり、増殖膜が生じて網膜剥離などを引き起こすのです。
糖尿病網膜症の治療方法ですが、ほとんどが、すべての網膜に対して、数回に分けてレーザーを照射する場合が多いのです。
レーザーによる糖尿病網膜症の治療目的は、新生血管と増殖を抑制することにあります。
その効果は、糖尿病網膜症では、時間の経過をかなり必要とします。
要するに糖尿病網膜症のレーザー治療は、酸素不足に陥った網膜を間引くことにより、眼内の酸素の需要を減少させるのです。
また、糖尿病網膜症でレーザー治療を行っても、むくみが残る場合や、脂肪が沈着する時もあります。
そして不幸にして糖尿病網膜症が発症した場合は、適切な時期にレーザー治療をすることが次に大切になります。
糖尿病網膜症に対する有効な薬がない今、糖尿病の初期からの血糖と血圧のコントロールが何より大切になります。